夏よ、ありがとう



朝の光を眩しく感じる日は

伸びようとして瞳の輝く日

朝の光が何気なく過ぎる日は

耐えている自分だけの日

朝の光はどんな時にも平等なのに

眩しさも意味も違う

伸びようとする瞳が好き

光の横で

ギリギリ自分を支えているあなたの強さも好き


今日も前を向いて


キリッとして




私の郷里は 

お盆が過ぎると夏が終わる

季節の移り変わりを告げる風景が

日々変化していく


空の色も風の囁きも人々の動きも

みんな秋に向かう

私は

注意深く季節の動きを感知しながら

すぐそこまで来ている

今年の秋に向けて

「私自身の秋色づくり」を

始めようと思う


夏よ、ありがとう




さよなら、夏の日





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